犬や猫などのペットにあげていい水とダメな水は知っておこう!
ペットの健康に欠かせないのが水です。犬や猫は特に、体重の70%が水分でできていると言われており、適切な水分補給が必要不可欠です。しかし、ペットに与える水は品質にも注意が必要です。本記事では、犬や猫に与えて良い水と与えてはいけない水について解説します。
【犬に与えて良い水】
浄水器で濾過された水
家庭用の浄水器で濾過された水は、クロロフィルや鉄、カルシウムなどの不純物を取り除くことができます。犬に与える水としては最適で、衛生面でも問題ありません。ただし、濾過された水は一部のミネラル分が除去されるため、必要に応じて犬にミネラルサプリメントを与えることをお勧めします。
天然水
天然水には、天然のミネラル分が含まれており、犬の健康維持に必要な栄養素を摂取することができます。ただし、ペットボトルなどのプラスチック容器に入ったものは、容器から溶け出す化学物質の問題があるため、ガラス瓶入りの天然水を選ぶことが望ましいです。
水道水
日本の水道水は世界的に見ても安全性が高く、犬に与えても問題ありません。ただし、地域によっては水質が異なるため、犬に与える前に水道水の水質検査を行うことをお勧めします。また、水道水に含まれる塩素の匂いが苦手な犬もいるため、水を一晩放置して塩素を飛ばすなどの工夫をすると良いでしょう。
【犬に与えてはいけない水】
アルカリイオン水
アルカリイオン水は、水に含まれるミネラル分をアルカリ性に変えたもので、健康効果が期待されています。しかし、犬に与えると、胃腸の調子を崩すことがあります。犬の胃腸は、弱酸性の状態が最適であり、アルカリ性の水を飲むと、胃酸の分泌を促すため、アルカリイオン水を犬に与えることはお勧めできません。
添加物が入った水
添加物が入った水には、防腐剤や着色料、甘味料などが含まれていることがあります。これらの添加物は、犬の健康に悪影響を与える可能性があるため、犬に与える水としては避けるべきです。また、果汁入りの水やスポーツドリンクなども、犬には適していません。
酸素水
酸素水は、水に酸素を添加したもので、体内の酸素供給を促進するとされています。しかし、犬に与えると、過剰な酸素が体内に入り、健康被害を引き起こす可能性があるため、犬に与えることはお勧めできません。
【猫に与えて良い水】
水道水
猫に与えて良い水として、水道水が挙げられます。水道水は、安全性が高く、猫の健康に悪影響を与えることはありません。ただし、水道水に含まれる塩素の匂いが苦手な猫もいるため、水を一晩放置して塩素を飛ばすなどの工夫をすると良いでしょう。
浄水器で濾過された水
浄水器で濾過された水も、猫に与えることができます。浄水器で濾過された水は、不純物を取り除くことができ、猫の健康に良い影響を与えます。ただし、濾過された水は一部のミネラル分が除去されるため、必要に応じて猫にミネラルサプリメントを与えることをお勧めします。
炭酸水
炭酸水は、猫が好む味があり、猫に与えて良い水として知られています。ただし、炭酸水には二酸化炭素が含まれており、過剰に与えると猫の胃腸に負担をかけることがあるため、適量にとどめるようにしましょう。
【猫に与えてはいけない水】
アルカリイオン水
アルカリイオン水は、猫にも与えると胃腸の調子を崩すことがあります。猫の胃腸は、弱酸性の状態が最適であり、アルカリ性の水を飲むと、胃酸の分泌が減少して、消化不良を引き起こすことがあります。
牛乳
牛乳は、猫が消化吸収できる栄養素が含まれていますが、猫の体内で消化される際に乳糖を分解できないことがあるため、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。また、牛乳には脂肪分が多く含まれているため、肥満になるリスクがあるため、猫に与えることはお勧めできません。
アルコール飲料
アルコール飲料は、猫に与えることは厳禁です。アルコールは、猫の体内で分解されず、中枢神経系に影響を与えるため、猫にとって非常に危険な物質です。
以上が、犬や猫に与えて良い水と与えてはいけない水の例です。ペットの健康維持には、水の品質にも注意し、適切な水分補給を行うことが重要です。犬や猫に適した水を選び、常に清潔な水を与えるようにしましょう。また、ペットが水を摂取しない場合は、病気のサインである可能性もあるため、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。